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全身的影響・その他

Q.歯ならびが悪いのですが、身体に与える影響はありますか?

A.歯並びが悪い、すなわち概ね噛み合わせも悪いとも言えるでしょうが、肩こり、首のこり、偏頭痛、耳鳴り、めまい、手のしびれ、五十肩、背中の痛み、顔の歪み、目への影響、喉の違和感、姿勢への影響、心理的影響、その他いっぱいあると思います。

歯並びが悪く、あまり良く噛めなければ、胃腸に負担がかかって悪くなることも十分考えられます。ただ、若い人は余り負担に感じないでしょうが。

でも、どうして歯並びって悪くなってしまうのでしょう?逆に、姿勢や身体の使い方が悪いから歯並びも悪くなると言う考え方もあります。


Q.ガムを噛むと鼻水が止まるそうですが...

A.シュガーレスガムをいつもよく噛む方でない側でずっと噛んでみましょう。顎が疲れたらガムをはさんでいるだけでも良いです。口で息をしながら噛んではいけません。鼻水が出ていても鼻で息をすることです。

不思議なことに、鼻水が完全とは行かなくても落ち着いてきます。風邪でも花粉症でも良い。咳でも軽快します。

発生学上、噛む筋肉(咀嚼筋)は下等生物のえらを動かしていた筋肉に由来するのです。えらからは心臓も、内分泌、免疫関係の組織その他重要な臓器が進化の過程で分化してきました。

細かい理屈は飛ばしますが、えらを動かしていた筋肉に由来する咀嚼筋をよく使うことは、ヒトでも免疫機構に良い影響を及ぼすのです。

ただし、ガムを止めるとまたくしゃみが出だします。残念ながら、治るというところまでは行かないようですが辛い時期を緩解することはできます。


Q.親不知と肩こり腰痛との関係は?

A.万が一、下顎の親不知がその前の歯より出っ張っていたら、それは抜いて下さい。両方出っ張っていたら、腰を痛める確率は高くなります。

中央で噛み合わせた状態から、歯を接触させたまま下顎を片方にずらしていった場合、ずらした方と反対側の歯が上下接触していたら、肩こりや腰痛が起きる可能性はあります。

例えば左に下顎をずらしたら、左の上下の歯同士のみ接触し、右は離れなければならないのですが、右の奥歯があたっていると問題です。肩こり、背中の痛み、腰痛も出るかも知れません。

しかし、では削ったりして治せばいいかというと、なかなかそうは問屋がおろしません。歯が健全だったとして、歯を削ってももし肩こり腰痛が治らなかったら?...健全な歯を削ったということで訴えられても文句は言えません。

よってなかなかできません。しかし、たまたま虫歯とか歯周病で或いは入れ歯であって削ったり抜いたりしても全然差し支えないときには、思い切ってできるのですが。

自分自身で改善できることとしては、食事は両方の顎で均等に噛むこと、且つ1口30回噛むこと、左右差が大きいときは普段噛まない方でシュガーレスガムをよく噛むのもよいです。睡眠は上向きに寝ること(8時間)。とくに、噛み癖のある方を下にしないこと。枕は低く柔らかめにすること。

噛み癖の反対側の肩をあげること、「休め」も反対側の足を前に出すこと、口呼吸をしないこと...などですが、これらは一般論的に言っていますので、個人にどの程度合うかは分かりませんので、その辺はご了承下さい。


Q.子供の頃からガムを噛むと良いのですか?

A.何がいいかといいますと、

1、唾液がたくさん出る。唾液には、自浄作用、抗菌作用、歯質の表面の再石灰化作用などがある。
2、必然的に口を閉じているので、口呼吸の癖がつきにくい。
3、唇、舌、頬の筋肉が十分発達する。
4、すると、顎が十分発達するし、歯並びがよくなる。
5、よく噛むと脳の発育にもよい。
6、よく噛むと免疫機能も十分発達する。
などです。

ただし、くちゃくちゃ音がするような噛み方は駄目です。大人でも噛むといいです。但しシュガーレスガムでいつも噛んでいない側でかむことが大切です。差し支えなければ仕事中でもいいと思います。


Q.歯と流早産は密接に関係してるのですか?

A.「THE NEW YORK TIMES HEALTH WEDNESDAY, OCTOBER 9, 1996」によると、妊娠した女性の歯肉に歯肉炎や歯周炎があると、低出生体重児出産にいたる危険性が、健康な歯肉をもった妊産婦の7倍増加するという研究が報告されました。

93名の低出生体重児を出産した女性と31名の正常な体重児を出産した女性の歯周疾患(歯肉炎、歯周炎)の状態を調べた結果、早産・低体重児を出産した女性は、歯周疾患の程度・拡がりが正常な体重児を出産した女性よりかなり悪いことが判明したとのこと。

口腔内の歯周病に関連する細菌や感染対する生体(母体)の反応が胎盤や胎児の成長に影響を及ぼし、早産や低体重児出産を招いたのではないかと考えられています。

今年の米国歯周病学会の報告によると、広範囲型(全体の1/3以上が歯周病)だとよりリスクが高いということでした。

ただ、発表した学者が具体的にどのような状態を示してそう言っているのか、今ひとつ、末端の私たちの方に伝わってこないため、進行具合で分かるのか、細菌検査によるのかはっきりしません。

実際には、妊娠中の歯周病は軽度も含めればかなりの頻度で見られます。手入れに気を付けるに越したことはないでしょう。


Q.歯が無くなると仕事の能率が悪くなるのですか?

A.広島県歯科医師会公衆衛生部及び労働衛生コンサルタントのグループが、広島県下の中小企業75事業所の就労者2565人(男性1705人、女性728人)を年代別、職種別に、通常の歯科健診とともに、自覚的疲労度、健康維持習慣の程度を同時に調べた結果、興味深い関連がありました。

■職種別
男性30代で運輸・技能生産職で喪失歯が多く、専門・技術職で少なかった。男性40代で販売・サービス業で喪失歯が多く、管理職、専門・技術職で少なかった。女性では、職種、年代別で有意差はなかった。

■喪失歯と自覚的疲労
男性の20代から50代までで喪失歯が多いほど自覚的疲労感の種類が増すことがわかった。男性の60代と女性(すべての年代)は相関はなかった。

■健康維持習慣
男性30代と40代で喪失歯が多いほど、健康に気を配る習慣が少なかった。喫煙者は非喫煙者に比べて喪失歯が多かった。

※自覚的疲労‥‥産業衛生学会提唱のスケールがあります。
眠い、だるい、頭がぼんやりする、考えがまとまらない、いらいら、根気がない、肩こり、腰痛、めまいなど30項目をチェックし疲労の度合いを調べる。

歯だけですべてを云々する気はありませんが、歯が少なくなると仕事の能率影響がある、ということは十分ありうると言えそうです。実際、治療をしていったら上記のような不定愁訴がなくなることはよく経験します。
 


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