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むし歯

Q.そもそもむし歯ってなぜできるのですか?

A. お口の中にはたくさんの常在菌がいます。その中で食物の糖分を利用し酸を産生するミュータンス連鎖球菌などが増えると、その酸によって硬い歯が溶かされていくのです。
ただ、むし歯の進行は、食事の質・量・頻度、歯や唾液の質、歯磨きの仕方により変わってきます。


Q.虫歯のなりかけって元にもどるのですか?

A.唾液中にはカルシウムがふくまれており、歯の表面がごくわずかに脱灰(カルシウムが酸で溶かされていく)しても、修復する作用があります。
肉眼的によくわかるような『なりかけ』は従来は殆ど虫歯になっていくので詰めることが多かったと思います。現在は研究が進み、意識してブラッシングをしていると進行しないことがあることが解ってきました。
よって削らず様子を見ることがあります。但し、やはり進行してしまうこともあるので定期的観察が重要です。学校検診ではCO(シーオー)と表記します。

Q.小さい虫歯なのにどうして大きく削ってしまうのですか?

A.小さな虫歯といってもそれは素人判断で小さく見えるというだけのことです。虫歯の出来た部位にもよりますが、とくに咬合面の溝の場合は点や線に見えても中でかなり広がっているのです。

歯と歯の間の虫歯でも自分で気付いたときは、鏡等で見えるところは小さくても実はかなり大きいこともあります。痛みも無く少し詰めるだけで済むつもりでも実際には神経を取らないといけないこともあります。決して余分には削っていないのです。

又、つめものや冠を維持させる為に(毎日毎日数キロ~数十キロの力を受けている)形を整える必要がありそのために止むを得ず広げる部分もあります。歯を削ってはいますが全体的には歯を守る仕事なのです。


Q.痛くないのに神経を取られました。なぜですか?

A.歯の神経は気まぐれです。わずかの虫歯でも凍みることもありますが、(極端な例では虫歯がなくても凍みる=知覚過敏等)かなり神経に近い虫歯でも全然痛みのないこともあります。

痛みがなくても虫歯を削っていると神経が出てしまい、或いは出なくても神経をかなり刺激するところの深さまで削らざるを得ず、そのため後で神経が痛んでくるような場合は取ることになります。

痛みがないときにたまたま神経を取ったとしても、仮に放置してあれば、ほどなく痛みは出てきたであろうという状態です。症状がない=軽度という訳ではないのです。
⇒詳細は歯の神経Q&A

Q.歯が凍みるのは虫歯ですか?

A.虫歯のことが多いですが、知覚過敏症ということもあります。不適切なブラッシングや歯周病、歯列不正や噛み合わせの不良その他で歯の根の表面が少し露出してくると、知覚過敏が起きることがあります。長年使用した歯では細かい亀裂が入り凍みる場合もあります。以前詰めた修復物が脱離しかかっている場合にしみてくる場合もあります。

それ以外では、進行した歯周病で根の先から菌が歯の神経に入る場合もあります。


Q.飛び跳ねたりすると歯に響きますがむし歯ですか?

A.おそらくむし歯でしょう。10代など若い人であります。一度詰めた歯での再発のことが経験上多いように思います。


Q.キシリトールについて教えてください

A.天然には、ラズベリー、プラム、苺、ほうれん草などに含まれています。工業的には、樺の木やトウモロコシの穂軸などを原料として化学的に生成されています。

甘味は砂糖と同じ程度で、カロリーは3/4、口の中では清涼感があり、きれはやや早く他の甘味料と併用されることが多いようです。一度に大量に食べると軟便、下痢になることがありますが特に害はありません。

キシリトールの効果は、虫歯をつくる主な原因のミュータンス菌がそれを利用できず、歯を溶かす酸ができないこと、菌そのものの発育を抑える作用、ごく初期の虫歯で歯のカルシウムのぬけたところを再び修復する作用などがあげられます。

ある程度持続して口の中にあることが条件ですので、ガム、タブレット菓子、歯磨き剤、洗口剤などに利用されます。

ガムの場合、一日3回毎食後10分くらい、歯磨きの前に噛むと効果がでるとのことです。虫歯になりやすい人は5回くらい噛みます。ただしキシリトールが50%以上であり他の甘味料も虫歯になりにくいものであることが条件です。


また、キシリトールがオールマイティーではもちろんなく、以前から多く使用されている北欧では歯口清掃に対する関心が高く日本人の何倍もよく磨きます。そういう条件の下でこそ効果が発揮されるのであり、歯磨きをおろそかにして虫歯は減りません。


Q.一生懸命磨いているのに、どうしてまた虫歯ができてしまうのですか?

A.良く言われていることに、磨いているつもりと、本当に磨けていることは違います。きちんと磨けていないかも知れません。歯ブラシ、電動歯ブラシ以外にフロス(糸ようじ)や歯間ブラシ、ワンタフト歯ブラシの併用が必要です。
歯磨きそのもの以外に、糖分摂取が多いと当然なりやすいです。小児の場合はとくにおやつの頻度を考える必要があります。
甘みのある清涼飲料水を多飲する場合、おやつが多いことと同じで、食後3度磨いていてもむし歯は出来やすいです。水分で通り過ぎるから大丈夫とは言えず、以外と歯と歯の間にとどまるのです。スポーツ飲料はむし歯においてはジュースと同じです。乳酸菌飲料もおなかに優しくても歯には優しくありません(L8020乳酸菌を除く)。
口呼吸している人は、前歯が乾燥しむし歯になりやすいことがあります。
同様に唾液が減ると(ドライマウス)むし歯になりやすいです。
もともとの歯の質によってどうしてもなりやすい場合、マウスピースに歯磨き剤や薬剤を入れ予防する方法もあります(3DS)。


 


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